富山市ガラス美術館は、訪れる人々に独特の感動を与える場所です。美しいガラス作品が織りなす光の世界に包まれ、日常の喧騒から解放されるひとときを体験できます。この美術館は、ただの観光地ではなく、アートと自然が融合した空間で、心に残る思い出を作るための素晴らしいステージです。さあ、あなたもこの魅力的な場所を訪れて、特別な感動を感じてみませんか？
富山市ガラス美術館は、富山県富山市に位置する芸術的なスポットで、ガラスアートを中心に展示されています。以下に、基本情報を詳しく解説します。
富山市ガラス美術館の基本情報と歴史
富山市ガラス美術館の歴史と特徴
基本情報
富山市ガラス美術館は、2017年（平成29年）に一部先行オープンし、同年8月26日に全館開館しました。この美術館は、20世紀以降の近・現代美術作品やデザイン作品を中心に、約16,000点（時価評価額約270億円）を収蔵・展示しています。
背景と移転
以前は富山市西中野町にあった富山県立近代美術館が、2016年に閉館しました。老朽化が進んだため、富山市は新たに富山駅北西側の富岩運河環水公園西地区に移転新築することを決定しました。新しい美術館は、敷地面積12,548m²を誇り、鉄骨造りの一部鉄骨鉄筋コンクリート造りで、地上3階建ての船の舳先のようなユニークな形状をしています。総工費は約85億円です。
開館情報
美術館は、2017年3月25日13時30分にTADギャラリー、アトリエ、レストラン、カフェなどの施設を先行オープンしました。遊具がある屋上庭園「オノマトペの屋上」は4月29日に供用を開始し、展示室等は8月26日にオープンしました。
コンセプトと展示内容
富山市ガラス美術館のコンセプトは「アートとデザインをつなぐ」です。この理念のもと、現代アートとデザインの融合をテーマにした展示が行われています。美術館は、富山県立近代美術館のコレクションを引き継いでおり、特にガラスアートに特化した作品が多く展示されています。
施設の特徴
美術館内には、アートを鑑賞するための展示室の他、訪問者がリラックスできるカフェやレストラン、アトリエなどの施設があります。また、屋上庭園では、遊具を楽しむことができ、家族連れにも優しい空間となっています。
まとめ
富山市ガラス美術館は、近・現代美術とデザインを楽しむための新しい文化拠点です。アートとデザインの融合を体験できるこの美術館は、訪れる人々に新しいインスピレーションを提供しています。富山を訪れた際には、ぜひ立ち寄りたいスポットの一つです。
富山市ガラス美術館の外観と館内の特徴
美術館の外観デザイン
富山市ガラス美術館の外観は、富山県の主要産業であるアルミを多用し、現代的なデザインが施されています。正面の東側には、2階と3階が全面ガラス張りとなっており、自然光をふんだんに取り入れる設計です。このデザインにより、訪れる人々は美術館内外の美しい景色を楽しむことができます。
屋上庭園と眺望
屋上には芝生張りの庭園が設置されており、晴れた日には2階から屋上庭園経由で、富岩運河環水公園越しに雄大な立山連峰を眺望することができます。この景観は、美術館訪問の際の特別な体験となるでしょう。
アクセスと施設
美術館の南側には、いたち川沿いの階段状のプロムナードがあり、2階屋外広場へアクセスできるほか、屋上庭園へ通じる階段とエレベーターも設置されています。また、駐車場は屋内にあり、雨や雪から守られる設計になっています。
館内のテーマと展示室
館内は各階（フロア）ごとにテーマが設けられ、2階と3階には常設展示室と企画展示室を合わせて6つの展示室があります。館内は、富山県産のスギ材をふんだんに使用し、特に中央廊下には桟状の木材が並べられ、木の温かみを感じられる空間が広がっています。
屋上庭園の遊具
屋上庭園には「オノマトペ」という8つの遊具が設置されています。この遊具は、元々「ふわふわドーム」があった場所に子供たちの遊び場として設置され、富山県知事の要望により残されたものです。
館内の飲食施設と収蔵庫
3階には、日本橋たいめいけんが地方初出店したレストランがあり、美術鑑賞の合間に食事を楽しむことができます。また、作品を保管する収蔵庫は洪水や津波からの被害を避けるために、2階と3階に設けられています。
常設展示品とコレクション
常設展示品には、富山県立近代美術館から移設されたパブロ・ピカソ、ロートレック、ルオー、シャガール、ジョアン・ミロ、マルセル・デュシャンなどの著名な作品が含まれています。また、シュルレアリスム作家の作品や、多くの優れたデザインのポスターやチェアも収蔵・展示されています。
さらに、富山県立近代美術館設立に関わった美術評論家・作家の瀧口修造の作品や、音楽家シモン・ゴールドベルクの生前のコレクションも展示されており、訪れる人々に豊かな文化体験を提供しています。
まとめ
富山市ガラス美術館は、外観の美しさと多様な展示内容で訪問者を魅了するスポットです。美術館のユニークなデザインや、豊富なコレクションは、アートとデザインを楽しむための新しい文化拠点として、多くの人々に愛されています。富山を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
富山市ガラス美術館の主な収蔵作品
富山市ガラス美術館は、世界的に著名なアーティストの作品を豊富に収蔵しています。ここでは、主な収蔵作品をジャンルごとにご紹介します。
絵画・版画
美術館のコレクションには、以下のような名作が含まれています。
- パブロ・ピカソ:
- 「闘牛場の入り口」（1900年）
- 「肘かけ椅子の女」（1923年）
- 「静物」（1941年）
- 「座る女」（1960年）
- ジョアン・ミロ:
- 「パイプを吸う男」（1925年）
- 詩画集「ミロへの賛歌」より（1973年）
- ロートレック:
- 「マンジの肖像」（1901年）
- マルク・シャガール:
- 「山羊を抱く男」（1924年-1925年）
- ジョルジュ・ルオー:
- 「パシオン」（1943年）
- マルセル・デュシャン:
- 「L.H.O.O.Q」（1919年）
- サルバドール・ダリ:
- 「アメリカのクリスマスのアレゴリー」（1943年）
- その他の重要作品:
- ムンク「月光」（1901年）
- ジャクソン・ポロック「無題」（1946年）
- フランシス・ベーコン「横たわる人物」（1977年）
- アンディ・ウォーホル「マリリン（10点組）」（1967年）
彫刻・立体造形・ミクストメディア
美術館では、さまざまな彫刻作品も収蔵されています。
- アントワーヌ・ペヴスナー:
- 「フェニックス」（1957年）
- ルネ・マグリット:
- 「真実の井戸」（1967年）
- ジョージ・シーガル:
- 「戸口によりかかる娘」（1971年）
- 草間彌生:
- 「太陽の雄しべ」（1989年）
- 三沢厚彦:
- 「Animal 2017-01」（2016年-2017年）
- 「Animal 2017-01-B」など、屋外広場に展示されるクマをモチーフとした作品。
- 屋外芝生広場の作品:
- 「ある構想のかたち」 – マリノ・マリーニ
- 「座る男と女」 – リン・チャドウィック
まとめ
富山市ガラス美術館は、パブロ・ピカソやジョアン・ミロ、サルバドール・ダリなど、世界的に名高いアーティストの作品を多数収蔵しています。これらの作品は、訪れる人々に深い感動を与え、アートとデザインの魅力を存分に楽しむことができます。富山を訪れた際には、必見のスポットです。
富山市ガラス美術館の展示室と施設
富山市ガラス美術館は、広大な建物面積6,683m²を誇り、鉄骨造りの一部鉄骨鉄筋コンクリート構造の地上3階建てです。美術館の延床面積は14,990m²で、そのうち美術館用途は9,965m²です。各フロアには特定のテーマがあり、訪れる人々に新たな発見を提供しています。
1階: 人々が集うフロア
1階には、訪問者が交流できる多彩な施設が揃っています。
- ロビー・受付・ロッカールーム: ここで訪問者は入館手続きを行い、荷物を預けることができます。
- TADギャラリー: 富山県民の創作品を展示する場として、地域のアーティストを支援しています。
- ミュージアムショップ: アート関連の商品を取り揃え、思い出の品を購入できます。
- カフェ「Swallow Cafe（スワロウ カフェ）」: 美術館内でリラックスしながら飲食を楽しめるスペースです。
- 屋外芝生広場: 彫刻や立体造形作品が展示されており、自然の中でアートを楽しむことができます。
- 駐車場: 屋内駐車場は103台収容可能で、近隣に環水公園の立体駐車場（73台）や無料駐車場（171台）も利用できます。
2階: 発見があるフロア
2階は常設展示室と企画展示室があり、以下の施設があります。
- 常設展示室（有料）:
- 展示室 1（400m²、高さ4.5m）
- 展示室 2（679m²、高さ5.0m、企画展示にも利用）
- 企画展示室（有料）:
- 展示室 3（374m²、高さ4.5m）
- 展示室 4（700m²、高さ5.5m）
- ホワイエ: 吹き抜けのスペースで、コンサートやイベントが開催できる空間です。
- 中央廊下: 各展示室をつなぐ木材で囲まれた廊下で、温かみのあるデザインが特徴です。
- 南側廊下: いたち川を望む全面ガラス張りの廊下で、彫刻作品が展示されています。
- 収蔵庫: 美術作品の保管スペースです。
3階: アートとデザインをつなぐフロア
3階には、さらなるアート体験を提供する施設があります。
- 常設展示室（有料）:
- 展示室 5: 現代のポスターやデザインチェアの展示。
- 展示室 6: 瀧口修造の作品や音楽家シモン・ゴールドベルクのコレクションが展示されています。
- アトリエ: 作家の公開制作やワークショップが行われるスペースです。
- ホール: トークイベントや体験型アートを楽しむことができる場所です。
- デジタルサイネージ: 約13,000点のポスター作品から3,000点を紹介し、タッチパネルで拡大表示が可能です。
- キッズルーム・図書コーナー・映像コーナー: 家族連れにも配慮したスペース。
- レストラン: 現在休業中ですが、新たに「BiBiBi & JURULi（ビビビとジュルリ）」が開店予定です。
屋上: 「オノマトペの屋上」
屋上庭園には、親子で遊びながらアートやデザインを学べるスペースがあります。8種類の遊具「オノマトペ」が設置されており、子供たちが楽しく遊べる環境を提供しています。
まとめ
富山市ガラス美術館は、アートとデザインが調和する空間を提供し、訪れる人々に多彩な体験をもたらします。各フロアのテーマに沿った展示や施設が充実しており、特に家族連れやアート愛好者にとって魅力的なスポットです。富山を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
富山市ガラス美術館への交通アクセス
富山市ガラス美術館へのアクセスは非常に便利で、さまざまな交通手段が利用可能です。以下に、主要な交通手段と所要時間を詳しくご紹介します。
JR西日本・あいの風とやま鉄道
- 富山駅からのアクセス:
- 南口: 徒歩約20分、車で約10分。
- 北口: 徒歩約15分、車で約3分。
自動車でのアクセス
- 北陸自動車道: 富山ICから車で約15分。
- 富山空港: 車で約20分。
公共交通機関
- 市内周遊ぐるっとBUS:
- 北西回りルート（毎日運行）を利用し、「富山県美術館バス亭」で下車、徒歩ですぐです。美術館を含む富山市内の美術館・博物館・観光施設を巡る便利な周遊バスです。料金は一般210円、1日フリー乗車券は大人750円です。
- 富山地方鉄道（富山地鉄）:
- 41号線笹津方面から、総曲輪・市役所前・JR富山駅南口・北口・環水公園を経由し、美術館前に向かうバス「31・32・38系統 富山赤十字病院 富山県美術館行き」を運行しています。バス停「富山県美術館」で下車すればすぐです。JR富山駅からのアクセスは、南口の7番のりば（石坂・四方方面）または北口の1番のりばから乗車できます。
まとめ
富山市ガラス美術館は、JRやバス、自動車など多様な交通手段でアクセス可能な便利な立地にあります。富山駅からのアクセスも良好で、観光やアート鑑賞の際に非常に利用しやすいスポットです。ぜひ訪れて、美術館の魅力を体験してください。
最後に
富山市ガラス美術館は、アートとデザインが融合した唯一無二の体験を提供するスポットです。豊富なコレクションや魅力的な展示室、心地よいカフェや屋上庭園など、訪れる人々に新しい発見と感動をもたらします。富山を訪れた際には、ぜひこの美術館に足を運び、アートの世界に浸ってみてください。美術館での特別なひとときを通じて、富山の文化と魅力をより深く感じられることでしょう。あなたの次の旅の計画に、富山市ガラス美術館を加えてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございます！現在、私のブログはランキングに参加しています。もしこの記事が気に入ったら、ぜひバナーをクリックして応援していただけると嬉しいです。皆様のサポートがとても励みになります。今後とも、役立つ情報をお届けしていきますので、引き続きよろしくお願いします！
にほんブログ村
にほんブログ村
